シードとは絶望と衝動に身をゆだねながら、未だ最後の一線で踏みとどまって居る仮性ジャームのことである
魔法大戦ステージオリジナルルールである。
　データー的にはジャームと同等であるが、シードは特徴として【Eロイス：絶望の種子】を有する。
バックトラックまでに全ての【Eロイス：絶望の種子】を無効化することでシードは日常に帰ることができるとする。

  【Ｅロイス：絶望の種子】は、前述の浄化攻撃を使用することで破壊できる。絶望の種を破壊する為には、絶望の種子毎に定めた個数のタイタスを昇華する必要がある。
　昇華が必要なタイタス数の総計は、必ずシリアスレベル（後述）と同数でなければならない。
複数の絶望の種子を所有する場合は、総計がシリアスレベルになるようにポイントを割り振る。
　また、クライマックス中に全ての絶望の種子を破壊できなかった場合はエンディング後にジャーム化が確定する。
　絶望の種子はセッションを左右する重要な要素なので、調査する項目、または重要イベントとして項目を用意しヒロインの絶望の種子について調査できるように誘導すること。

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『魔法大戦』ステージを遊ぶには最低でも以下の基本ルールブック１～２が必要である。また、必須ではないが、上級ルールブックを用意することが望ましい。
  また、『魔法大戦』ステージはダブルクロス3rdエディションの基本ルールにいくつかのルールやギミックを追加している。最低でも1人は基本ステージを遊んだことがある経験者が参加していることが望ましい。また、追加ステージであることから基本ルールブックに掲載されている用語やルールについての解説は原則省略する。

最低限使用するルール
　・基本ルール
　・Dロイス（上級ルーランブック掲載）
　・Eロイス（上級ルーランブック掲載）
上級ルールブックがなくてもプレイが可能ではあるが、Dロイス、Eロイスに関する扱いは自力でリサーチする必要がある。

使用可能データー
通常ステージのデーターは全て使用できる。
また、Sロイス(上級ルールブック掲載)、ＦＳ判定（ＩＣ記載）を導入すれば緊迫感が高まるだろう。
ただし、GMが不適切だと思われるデーター、ルールの使用は禁止及び制限できる。

表現上のお断り
『魔法大戦』ステージの解説において、レネゲイドウィルスに発症し、《エフェクト》を行使できる存在を年齢性別外見に関わらず『魔法少女』、または第三者表記として“彼”と表記する。
これは文章の統一性と利便性を優先するためであり、特定者の差別・汚辱的意図は一切無いことを明記する。
ＧＭ／ＰＬは必要に応じ、魔法少女を適切な単語に置き換えて読解／プレイして貰って構わない。

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†魔法大戦だぶる☆クロスの世界†
奇跡も魔法もあるんだよ！
『魔法大戦だぶる☆クロス』（以後、魔法大戦と省略）の世界は、我々の世界及び標準ワールドと酷似した世界である。
　ただし、私たちが住む世界よりほんの少しだけ、光と闇…希望と絶望が明確で明文化された世界なのである。
　この世界には、極一部の人物にしか認知されていないレゲネイドウイルスと呼ばれる細菌が散布されており、人類の９割が感染している。　ただし、感染後実際に発症する者は１％を下回ると言われている。
　実際に発症した者は人知や物理法則を凌駕する能力を得、自らの姿を望んだ姿形に一時的に変貌するとされる。
　さらに、発症者の9割強が十代前半～半ばの少女だったのだ。
この未知のウイルスと症例を最初に発表した、アルフレッド・Ｊ・コードウェル博士は、その人知を越えた能力を『魔法(エフェクト)』と称し、発症者を『魔法少女(オーヴァード)』と名付けた。　

『魔法大戦』ステージのコンセプト
魔法大戦ステージは、ダブルクロスのルールを使用して、変身ヒーロー／ヒロインを演じるステージである。
日曜早朝に入る変身ヒロインや特撮、深夜帯のアニメーションの再現を目的とする。

　『魔法大戦』ステージは、ヒロインと称するシナリオに関わる重要ゲストが内包する心の闇（衝動）、または境遇（タイタス）に囚われ、日常に完全に戻れなくなる前に救い出す、またはオーヴァード（ジャーム）化を推進する組織と闘うことを主な目的としている。
そのため、他ステージには存在しない『仮性ジャーム』（以後、シードと呼称）という概念、ゲストの心の闇を浄化する専用ギミックが存在する。
　また、シリアス度と呼ばれる「シナリオのイメージを数字で表現する」ギミックも存在する。

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